Windows Vistaにはテキストの読み上げ機能である「ナレータ」が標準搭載されるという話を聞いていたのですが、実際にWindows Vistaが登場してみると、日本語版には英語の音声合成エンジン(TTS/Text To Speech)「Microsoft Anna」しか入っていなくてぬか喜びだったことを覚えています。
最近になって音声合成について調べる必要があったので、ちょっとだけ最新情報をまとめてみます。
まずWindows Vistaの現況について
Windows Vista において [ナレータを有効にします] を起動しても 日本語のナレータを利用できない (KB933437)
どうやら状況に変化はない模様。
いや待て、うちのWindowsは喋るぞ、Excelを読み上げてくれる、という場合、Windows XP/VistaでMicrosoft Officeをフルインストールしているからです。つまりOfficeに日本語TTSが付属しているのです。
おいおい、うちのWindowsにもOfficeが入っているのに日本語TTSがないぞ!という方、残念ながらOffice2007から日本語TTSは付属しなくなりました。最新のWindows Vista + Office 2007の組み合わせだというのに...。
もちろん市販の日本語TTSを導入すれば日本語を喋らせることは可能です。その際、注意すべき点として、「ナレータ」に準拠したMicrosoft SAPI(Speech API)を使っているかどうかという点。SAPIを使っていても、そうでなくても日本語を喋ることに違いはありませんが、SAPIを前提に作られている「ナレータ」機能を利用する場合はSAPI準拠でなければなりません。私は自作アプリに音声合成機能を組み込む予定なのでSAPIでなくても構わないと思っています。
これは愚痴ですが、以前は安くて質の良い日本語音声合成エンジンが安価に提供されていたのですが、Windows XPの時代から「Windowsが標準でTTSを持つ」という噂が流れて何社も撤退しました。実際は現状の通り、Windows Vistaでも日本語TTSは標準提供されないわけですが...。それと、CTI(Computer Telephony Integration)が盛んになって日本語音声応答の技術はマニアや視覚障害者のためのニッチな市場から表舞台に移り、マルチスレッド対応などを経て高級路線(=高額商品)に移行してしまっています。
Web検索でいくつかの日本語TTSを発見しました。いくつか試してみて、いずれ紹介したいと思います。


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