miniノートに注目が集まる謎を考えてみる

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世の中miniノートが大流行です。先陣を切ったのはASUSのEeePCシリーズですが、HDDにSSDを採用し、CPUも省電力なものを使ってバッテリを長持ちさせ、軽量薄型を実現しています。しかも価格が$500前後というのも流行の一因ですね。HPも2133というminiノートを発売しましたが、あっという間に売り切れたというニュースもありました。どうやらDELLも同じようなminiノートを出すようですし、富士通も考えているようです。

以前から日本円で10万円を切るノートPCはありましたが、A4ファイルサイズが主流で、お世辞にもモバイルPCと呼べるものではありませんでした。また、液晶が10~13インチ程度のいわゆるB5ファイルサイズのノートPCは立派なモバイルPCでしたが、なぜかサイズが小さくなると値段が高くなるという不思議(?)なコンピュータでした。かくいう私もThinkPad X61を愛用しています。

さて今回のEeePCに始まるminiノート・ブームですが、詰まるところ、メーカーが公にWindows XPをプレインストールできる点にブームの要因があるように思われます。つまり、ユーザー側のブームというよりは、メーカー側のブームではないかと。

御存じの通り、PCメーカー各社はWindows XPインストールモデルのPCを販売できなくなりました。一部メーカーではボリュームライセンスでその問題を回避したり、組み立てPC系のメーカーではOEM版ではなくDSP版を使うことによってWindows XPモデルをかろうじて販売していますが、量販店の店頭でWindows XPモデルを販売することはもう不可能です。だったらWindows Vistaでいいじゃないか、と私は思うのですが、Windows Vistaはなかなか評価されないOSですね。

ところがなぜかminiノートではWindows XP Homeのインストールモデルが特別にまだ認められているのです。おそらくスペックが非力だという理由からでしょうが、PCメーカー側もXPモデルなら売れると踏んでいるのではないでしょうか。

他方でユーザーはモバイルノートPCで何をするか?答えは様々でしょうが、たぶん皆さん「とにかくWebとメールができればいい」と答えることでしょう。もちろんWindows VistaだってWebもメールも可能なのですが、なぜか「それだけだから」という理由でXPの争奪戦(?)に参加しているわけなのです。

この業界にいると、確かにWindows Vistaの普及はかなり遅れていると思います。でもこの業界にいるからこそ、積極的にVistaも使っていかないといけないと思います。よく若いSEさんの、Vistaいらない、XPで十分なんて発言を耳にしますが、若いのに残念だなぁと思います。

そういう後退気味の世の中で、ウイルコムD4は面白いminiノートなのかもしれません。まだまだ評価が聞こえてきませんが、一部ではWindows Vistaなのに(笑)さくさく動くとの噂も耳にします。インテルの新しいAtomの恩恵でしょうが、miniノートもXPの寿命を待つのではなく、Vistaの時代に突入してもらいたいものです。

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